WordPressのPHPバージョン確認・推奨バージョンとアップデート手順・費用【2026年版】
WordPressはPHPで動いています。PHPが古いままだと、既知の脆弱性の影響を受けたり、公式のセキュリティ修正が受けられなくなったりします。まずは、いま使っているPHPのバージョンを確認しましょう。
サイトヘルスで確認する(おすすめ)
- WordPressの管理画面に管理者アカウントでログインします。
- 左メニューの 「ツール」→「サイトヘルス」 を開きます。
- 画面上部の 「情報」 タブを開きます。
- 「サーバー」 の項目をクリックして開きます。
- 「PHPバージョン」 の行に表示されている番号が、いま使っているPHPのバージョンです。
同じ画面の「WordPress」の項目では、WordPress本体のバージョンも確認できます。サイトヘルスが使えない場合は、レンタルサーバーの管理画面(「PHPバージョン設定」などのメニュー)で確認できます。
URLから自動で確認する
phpcheck.jpの無料チェックにご自身のサイトのURLを入力すると、トップページへの通常のアクセス1回で、応答ヘッダー(X-Powered-By・Server)からPHPのバージョンを、<meta name="generator"> タグからWordPressのバージョンを読み取ります。隠しているサイトでは自動判定できないため、サイトヘルスで確認したバージョンを入力してください。
PHPのサポート期限一覧
| ブランチ | 状態 | セキュリティサポート終了 |
|---|---|---|
| PHP 8.5 | サポート中 | 2029-12-31 |
| PHP 8.4 | サポート中 | 2028-12-31 |
| PHP 8.3 | サポート中 | 2027-12-31 |
| PHP 8.2 | サポート中 | 2026-12-31 |
| PHP 8.1 | サポート終了 | 2025-12-31(最終 8.1.34) |
| PHP 8.0 | サポート終了 | 2023-11-26(最終 8.0.30) |
| PHP 7.4 | サポート終了 | 2022-11-28(最終 7.4.33) |
出典: php.net。WordPress本体がどのPHPバージョンに対応しているかは、WordPress公式の「PHP Compatibility and WordPress Versions」で確認してください。
推奨バージョンの考え方
- サポート中のブランチを選ぶ: サポートが終了したブランチには、公式のセキュリティ修正が提供されません。
- 8.3以上が目安: PHP 8.2は2026年12月31日にセキュリティサポートが終了します(詳しく)。エックスサーバーのマニュアルも、新しく利用する場合は8.3以上を推奨しています。
- プラグイン・テーマの対応を確認: 使っているプラグイン・テーマが対応しているバージョンを選びます。
バージョンアップの手順
- バックアップを取る: ファイルとデータベースの両方。元に戻す手順も確認しておきます。
- WordPress本体・プラグイン・テーマを先に最新化する: 古いままだと新しいPHPで動かないことがあります。
- プラグインとテーマの対応状況を確認する: 各配布ページや開発元の情報で確認します。
- 可能ならステージング環境で試す: 本番と同じ構成で表示や管理画面の動作を確認します。
- レンタルサーバーの管理画面でPHPを切り替える: エックスサーバーの場合は「PHP Ver.切替」。
- 更新後にサイトヘルスとエラーを確認する: 「ステータス」タブの指摘や、表示崩れ・エラーがないかを確認します。
PHPアップデートの費用
PHPのアップデート(バージョンの切り替え)にかかる費用は、だれが作業するかと互換性の確認・修正がどれだけ必要かで決まります。当サイトでは、制作会社・保守会社の料金は事業者と作業範囲によって異なるため、金額を掲載していません。
| 進め方 | 費用の考え方 |
|---|---|
| 自分で作業する | 無料(作業時間のみ)。多くのレンタルサーバーでは、管理画面からPHPのバージョンを切り替えられます。契約プランの内容は各社でご確認ください。 |
| 制作会社・保守会社に依頼する | 事業者と作業範囲によって異なります。見積もりを依頼してください。保守契約の範囲に含まれている場合もあります。 |
| 互換性の確認・修正が必要な場合 | プラグイン・テーマが新しいPHPに対応していないと、確認や修正の作業が増え、費用が上がる主な要因になります。 |
費用に影響する主なポイント
- プラグイン・テーマの数と、新しいPHPへの対応状況
- 独自にカスタマイズしたテーマやプログラムの有無
- WordPress本体がどれだけ古いか(先に本体の更新が必要か)
- ステージング環境での検証、バックアップと元に戻す手順の用意
- 作業後の動作確認(表示・管理画面・フォームなど)の範囲
費用を抑えるには: まず無料チェックで、いまのPHPが既知の脆弱性に該当するかを確かめます。サイトヘルスでバージョンを確認し、バックアップを取っておけば、自分で切り替えられることも多くあります。業者に依頼する場合も、現在のバージョンと更新先を伝えると、作業内容をはっきりさせて見積もりを取れます。更新先のバージョンと手順をまとめた詳細レポートは近日公開です。
よくあるエラーと元に戻す方法
- 「Deprecated: ...」: 非推奨になった機能を使っているという警告です。プラグイン・テーマの更新で解消することが多く、開発元の対応を確認します。
- 「Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function ...」: 必要な拡張モジュールが入っていないか、新しいPHPで削除された関数を使っています。
- 「Fatal error: Allowed memory size of ... bytes exhausted」: memory_limit の不足です。バージョンを切り替えると php.ini の設定が別になることがあります。
- 「このサイトで重大なエラーが発生しました」: WordPressのリカバリーモードの案内が管理者のメールアドレスに届くことがあります。
元に戻すには: レンタルサーバーの管理画面で、PHPを元のバージョンに切り替えます。原因のプラグイン・テーマを特定して更新・入れ替えをしてから、もう一度切り替えてください。
よくある質問
WordPressでPHPのバージョンを確認するには?
管理画面の「ツール → サイトヘルス → 情報」タブを開き、「サーバー」セクションの「PHPバージョン」を確認します。管理者権限のアカウントで操作してください。
サイトヘルスが表示されません
サイトヘルスは管理者権限のユーザーにだけ表示されます。また、とても古いWordPressには搭載されていません。その場合はレンタルサーバーの管理画面でPHPバージョンを確認してください。
PHPを更新するとサイトが壊れませんか?
プラグインやテーマが新しいPHPに対応していないと、エラーや表示崩れが起きることがあります。更新前にバックアップを取り、可能であればステージング環境で動作を確認してから本番に反映してください。
WordPressに推奨されるPHPのバージョンは?
WordPress本体の要件は公式の要件ページ(Requirements)で確認してください。あわせて、php.netのサポート期限内のバージョンを選ぶことが大切です。PHP 8.2は2026年12月31日にセキュリティサポートが終了するため、8.3以上が目安です。
PHPのアップデートにかかる費用は?
ご自身で作業する場合、PHPのバージョンの切り替え自体に費用はかかりません。多くのレンタルサーバーでは管理画面から切り替えられます(契約プランの内容は各社でご確認ください)。制作会社や保守会社に依頼する場合の料金は、事業者と作業範囲によって異なるため、当サイトでは金額を掲載していません。見積もりを依頼してください。
PHPのアップデートを業者に頼むと費用が高くなるのはどんなときですか?
プラグインやテーマが新しいPHPに対応しておらず、互換性の確認や修正が必要な場合です。独自にカスタマイズしたテーマ、古いWordPress本体、検証用のステージング環境の用意、作業後の動作確認の範囲なども費用に影響します。
出典
- WordPress: Site Health Screen
- WordPress: Requirements
- WordPress Core Handbook: PHP Compatibility and WordPress Versions
- PHP: Supported Versions
- エックスサーバー マニュアル: PHPのバージョン
最終確認日: 2026-10-21