PHPのバージョン確認方法 / How to check your PHP version
脆弱性の影響を判断する第一歩は、Webサイトで実際に動いているPHPのバージョンを正確に知ることです。代表的な確認方法を紹介します。
1. コマンドで確認する(php -v)
php -v
SSHでサーバーにログインして実行すると、PHP 8.3.x (cli) ... のように表示されます。これはコマンドライン用(CLI)のPHPです。Webサーバーが別のPHP(PHP-FPMなど)を使っている場合があるので、次の方法でも確認しましょう。PHP-FPMの場合は php-fpm -v(ディストリビューションによっては php-fpm8.3 -v など)でも確認できます。
2. phpinfo() で確認する
<?php phpinfo();
上記を書いたファイルを公開ディレクトリに一時的に置き、ブラウザで開くとページ上部にPHPバージョンが表示されます。phpinfo()はサーバー構成を詳しく表示するため、確認後は必ず削除してください。コードから確認するなら echo PHP_VERSION; も使えます。
3. WordPressのサイトヘルスで確認する
管理画面の「ツール → サイトヘルス → 情報」タブを開き、「サーバー」の項目にあるPHPバージョンを確認します。WordPress本体のバージョンは同じ画面の「WordPress」項目で確認できます。
4. レンタルサーバーの管理画面で確認する
多くのレンタルサーバーでは、管理画面の「PHPバージョン設定」などでドメインごとのPHPバージョンを確認・変更できます。
確認したら: サポート期限と脆弱性をチェック
バージョンがわかったら、PHPのサポート期限(EOL)内かどうか、そして無料セルフチェックで既知の重大な脆弱性に該当しないかを確認しましょう。
よくある質問
php -v と phpinfo() でバージョンが違うのはなぜ?
サーバーに複数のPHPが入っていると、コマンドライン(CLI)とWebサーバー(PHP-FPMやApacheモジュール)が別のPHPを使うことがあります。Webサイトの脆弱性判定には、Web側(phpinfo()やWordPressのサイトヘルス)で表示されるバージョンを使ってください。
phpinfo() を置いたままにしても大丈夫?
推奨しません。phpinfo()はサーバー構成やパスなど攻撃の手がかりになる情報を表示します。確認したらすぐに削除してください。
WordPressでPHPのバージョンを確認するには?
管理画面の「ツール → サイトヘルス → 情報」タブを開き、「サーバー」セクションのPHPバージョンを確認します。
PHPを更新したら Deprecated や Call to undefined function が出ました
メジャー/マイナー更新で非推奨化・削除された機能や、拡張モジュールが新しいPHP用にインストールされていないことが典型的な原因です。公式の移行ガイド(Migration guide)で変更点を確認し、必要な拡張(例: php8.x-mbstring など)を導入してください。
更新時によく見るエラーの例: 「Deprecated: ...」(非推奨機能の警告)、「Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function ...」(拡張未導入や削除された関数)、「Fatal error: Allowed memory size of ... bytes exhausted」(memory_limit不足。php.iniの設定がバージョン切替で別ファイルになっていることがあります)。
出典 / Sources
最終確認日: 2026-10-21